Hong Kong 2

今日は、香港２日目。

正直、香港で何かをしたいというプランはない。だが、ビクトリアピークに行ってみたいとの思いだけはあった。ビクトリアピークは、香港で最も高い山の上に位置しており、そこからはかの有名な１００万ドルの夜景を望むことができる。７時に起き、８時ごろにルームメイトに挨拶をして出発した。

まずは、午前中モンコク地区をぶらぶら歩き回ったが、開いている店などほとんどなかった。香港は夜の街なのである。

オクトパスカード（日本のSUICAやPASMO）を地下鉄で手に入れ、スターフェリーに乗り込んだ。そこからたったの数分で香港島に着くのだ。

１００万ドルの夜景

ここは、ビクトリアピークからの眺めである。

午後に、ピークトラムというケーブルカーで頂上まで上がり、眺めを見た。

しかし、まだ午後３時。どうしても、夜景を撮影したかったため、しばらく頂上をふらつくことにした。といっても、お金のないバックパッカーには高い物価の香港、さらに観光地でできることなどほとんどない。ひたすら周りの店を見て回るだけであった。香港にダイソーの１００均があることがわかった。しかし、値段は日本円で１７０円程度。高い。

ようやく暗くなり、人込みの中、夜景を写真に収めることができた。

帰りは、ピークトラムから帰る人々の行列でえらく時間がかかった。

男人街　屋台飯

 九龍に戻ると、宿の近くにあるマーケットに訪れた。

ここでは、雑貨や屋台などが多く並んでいる有名な通りである。

早速、セブンでビールを買い、屋台で現地で人気のカレー味のフィッシュボールを注文した。味は、辛いがなかなかうまい。続いて、魚肉とたっぷりの野菜の入ったスープを頼んだ。

またもや部屋の変更！？

満足げに部屋に着くと様子がおかしい。何やら私の部屋でこどもの笑い声がするのだ。

恐る恐る開けてみると、中国人の家族が部屋を占拠していた。

わけがわからず、「Why?」を連呼し、向こうの中国人も驚いていた。すぐにフロントに確認に行くと、「あなたの部屋はドミトリーに変わったから」。

荷物を見て、とりあえず盗られた様子はないことを確認した。大好きな深夜特急の本だけがない。英語の通じないスタッフに筆談で「本失」と伝えた。この文字が正しいのかはわからないが、通じたようで「ある。」と言った。 手を引っ張られ、別の階に笑いながら、連れていかれた。そこには、例のマレーシア人がソファで寝転がっていた。彼も変更を余儀なくされたのである。

その晩、気づくとドイツ人、香港人、ロシア人、中国人、日本人と多様な人々が集まり、ビールを飲み明かした。

朝起きると、目の前には壁。どうやら、私のベッドはドミトリーの２階だったとその時初めて知った。