おそたび

osoの書く世界一周旅ブログ 元青年海外協力隊(ホンジュラス) いろいろな国の様子を生活や教育という視点で書き留めようと思います。

ベトナム入国拒否?

マカオから、香港に戻り飛行機で、ベトナムホーチミンのタンソンニャット空港に到着した。実は、日本を出国する前からずっと気になっていたことがあった。片道航空券での入国である。

本来は、不法滞在などを避けるため、ツーリストは往復の航空チケットを持っている必要がある。日本のパスポートは、信用されておりほとんどの国でビザ取得不用であり、片道航空券で止められるのも場合によるらしい。

 

ベトナム入国審査官にパスポートを見せるとすぐに若い青年審査官は、鋭い顔で(Show me return ticket!!)というのである。もちろん持っていない。

「じゃあ、君は入国できない」といわれる。

すかさず食い下がり、「じゃあ今買うから待ってて」

慌てて、カンボジア行きのバスのチケットをネットで購入し何とか入国許可が下りた。

タクシーでホステルに向かい、1泊5ドルの小ぎれいなバックパッカー宿に泊まった。

 

2日目

起きてすぐ、街に出た。ホーチミンの街は19世紀中ごろから街として誕生したようで比較的新しい。当時は、フランスの統治下にあったため、いまだに教会や西洋風の建物が残っている。f:id:takuoso:20170921235116j:plainf:id:takuoso:20170921234910j:plain

建物を見て回っていると、前方に1人用の座席が付いた自転車に乗った一人の親父が声をかけてくる。日本人だとわかるとすぐにあるノートを見せてくる。そのノートには日本人の文字で、この人は安全ですとかいったことが書かれている。

なんとなくその親父が怪しいので私はその自転車に乗るのを断った。

 

しかし、ずっとついてくる。面倒くさくなり、「いくら?」と尋ねると15000ドンという、念のためケータイの数字を打ち込んでもらい何回か確認した。安すぎる。日本円で75円程度だ。

そこらへんだけだろうしと思って乗ると、いろんなところに連れて行こうとする。とりあえずベトナム戦争博物館はよかったが。。。

ツアーで回った場所f:id:takuoso:20170921234812j:plainf:id:takuoso:20170921234847j:plainf:id:takuoso:20170921234438j:plain最後にビールでも飲もうといってくる。ちなみに英語はほとんど話せていない。何を言っているか不明。

路地でビールをのんでから、私は帰ろうとするとまず手始めにビール2本分の料金を1.5倍の値段で払わせようとする。自分の分だけと渋々払った。

そしてお待ちかね、会計の時間になった。私は予定通りの15000では安すぎると思い10倍くらいはいいだろうと心のどこかで思っていた。

彼が言ったのは500000ドン。やられた。これにはさすがの反論。しかし彼は、しきりに暑かった、重かった、何時間も大変だったという。たいして運転してないだろうとツッコムが無視される。

150000ドン

をおいて帰ろうとすると、最終手段脅しをかけてくる。手で押したり道をふさいだりしてくるようになった。

その後、結局200000で手を打ち、戦いは終わった。帰り際にかれの持つノートにぼったくりのことを大きく書いておいた。

 

お金はそこまで大した額ではないが、だまされた経験が苦い経験として残った。

肩を落として帰り、ネットで調べると、シクロというベトナムの有名な乗り物らしい。だが、みんなぼったくられているようであった。

これが、シクロ!

そして、ぼったくりの親父。f:id:takuoso:20170921234539j:plain

なんだかホーチミンは、観光客とみるとおしぼり代なんかも請求してきて、ものすごい金をたかってくる。日本人なんか金持ちなんだからいくらとってもいいじゃないかといった傲慢な態度である。

私も観光で来ているならいい。しかし、貧乏バックパッカーにはそんな余裕などないのだ。

 

これから、彼らとの闘いが始まる。